安い性能の悪い加圧シャツを無理して着ていると、最悪の場合命の危険性もあることをご存知でしょうか?
ちょっとびっくりするかもしれませんが、痩せるためにと無理して性能の悪い加圧シャツを着ると血流が悪化し、血栓ができ、心筋梗塞や脳卒中などの血管系の疾患につながる場合があります。
例えば加圧シャツを着て血圧が上がってしまえば、心筋梗塞のリスクは4.8倍に上がります。
健康、ダイエットのために加圧シャツを買おうと思っているのに死亡リスクが上がるなんて嫌じゃないですか?
そんな加圧シャツの値段、性能の違いは飛行機のLCCのエコノミークラスの椅子か、ビジネスクラスの椅子くらい差があるといっていいです。
また、加圧シャツによる危険性について紹介します。
また、どうすれば加圧シャツを着て今回紹介するような危険性を減らせるかということについてもアドバス。
痩せるためにはどんな加圧シャツが良いのか知ることができます。
目次
性能の悪い安い加圧シャツの危険性

安い加圧シャツはただキツく作っているだけで、伸縮性がほとんどないため部分的な負担が強くなってしまいます。
例えば輪ゴムを指に巻いておくと、だんだんと指がうっ血して紫色になったり、動かすとだるくなったりしますよね。
これと同じような状態が体の一部で起こってしまいます。
加圧シャツを着て起こる命にかかわる血液関連の危険性

めまい
脳にまで届くはずの血液が滞ってしまい、慢性的な酸欠になってしまいます。
その結果めまいの症状を引き起こします。
動悸
脳に酸素が送られないと脳は「酸欠で命の危険ですもっと血流を増やしてください」と命令。
その結果、心臓の動きは早くなり、じっとしているのにドキドキと心臓が早く動くため動悸を感じます。
吐き気
吐き気の原因として、緊張・不安、不快なにおい・音・味覚などが原因となり、これらの刺激が大脳皮質を介して嘔吐中枢を刺激し起こります。
加圧シャツの不快感、動悸、めまいなどの症状から引き起こされるケースが多いでしょう。
頭痛
脳に届けられる血流不足、不快な症状により血圧の上昇、血液温度の上昇などの原因により頭痛を引き起こします。
血栓
部分的な圧にり一部の箇所で血流が滞ると、その部分から血栓ができやすくなります。
安い品質の悪い加圧シャツは、そんな一部の部分により締め付けが強く出やすい傾向があり、血栓ができやすい環境になります。
これらの症状が出る、脱いだら改善されるようであれば、今使っている加圧シャツの相性が悪いということになります。
このまま着続けていても体調は悪くなる一方なので、着用を控えるべきです。
加圧シャツの皮膚の危険性
命の危険性はありませんが、安い性能の悪い加圧シャツを着ると皮膚の影響が強くでます。
接触皮膚炎(かぶれ)
繊維と皮膚の摩擦によって皮膚がかぶれやすくなります。
質の悪い繊維の特徴として
- 着た瞬間にチクチクする
- 動く度に擦れる
- 着た感じがゴワゴワする
短時間の着用ならそれほど問題はありませんが、加圧シャツのように長時間着用するシャツの場合かぶれやすくなり、日常生活や、睡眠時にも悪い影響が出ます。
あせも
安い性能の悪い加圧シャツは、速乾性がなく汗による雑菌が繁殖しやすくなっています。
特に夏場のように汗をたくさんかく場合はあせもになりやすくなり痒くなりやすいです。
うっ血
全体の圧ではなく部分的な圧による作用で、体の一部がうっ血します。
特に私が感じたのは肩周りでしょうか。
脇の部分、肩の部分がうっ血してしまい、かぶれもともない不快な事となりました。
脱ぐ際の怪我
脱ぐときに力を入れすぎて爪で自分の皮膚を傷つけてしまうこともあります。
安い性能の悪い加圧シャツは脱げにくく力が入りやすいです。
体調面での危険性
命の危険性はなくても体調が「なんかすぐれない」という危険性もあります。
しびれ
体に十分な血液がながれず、体の一部がだるく重く感じます。特に腕周りの圧の質が悪いことが多く、指先の感覚が落ちたり、指先がピリピリするようなしびれを感じます。
肩こり
肩周りの血流が悪いと肩こりもより強く影響が出ます。
良い加圧シャツであれば、肩甲骨を引き寄せ圧効果もマイルドで申し分ないのですが、性能の悪い加圧シャツはそんなの知ったことかという性能。
スマートフォンをちょっといじるだけでも肩がバキバキになります。
自律神経への危険性
性能の悪い加圧シャツは自律神経にも影響を及ぼし、日常生活にも大きく影響が出てしまいます。
血圧上昇
不快な症状が続くと血圧は上昇しやすくなります。着ている不快感によるストレスが一番の原因です。
高すぎる血圧は、血管のダメージに影響しやすくなり、将来心筋梗塞や脳卒中のリスクを上げてしまいます。
たとえば心筋梗塞の場合、高血圧の人が発作を起こすリスクは正常血圧の人の4.8倍にもなるとされています。
不眠
自律神経が高ぶると、睡眠誘発ホルモンであるメラトニンの分泌も低下してしまいます。
不眠が続けば、より食欲が増進され、脂肪がつきやすい体質となってしまいます。
痩せたいのに太りやすい環境を作ってしまうのは本末転倒じゃないでしょうか。
気が高ぶり気持ちが落ち着かない
加圧シャツの不快感によって自律神経が高ぶり過ぎてしまうと、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなってしまいます。
その結果、いわれもない不安にさいなまれたり、妙に気持ちが落ち着かないというソワソワ感が強くでることもあります。
イライラする
質の悪い加圧シャツを着ると不快感によりイライラしやすくなります。
ドラクエに例えると、常に毒ダメージを喰らってる状態、もくはずっと毒沼を歩く状態。
イライラしやすく、ささいな事でも怒りやすい、不快に捉えやすい状態になってしまいます。
周囲への危険性
性能の悪い加圧シャツは他人にも影響が出てしまい、対人関係を危険に晒すこともあります。
臭い
速乾、消臭加工のされていない加圧シャツを着続けると、汗の量は増え、雑菌が繁殖し、臭いの温床となります。
夕方まで夏場着続けたら、自分でも体感できるほどの凶悪な悪臭に。
普通自分の体臭は自分では気づかないことが当たりまえですよね。それが実感できるということは他人が嗅いだら本当にヤバイ臭いということです。
品質の悪い加圧シャツは危険性が多すぎる

安物買いの銭失い
という言葉があるように、質の悪い加圧シャツは大抵安くキツイだけがウリとなっています。
その引き換えに快適性が失われ命のリスクもさることながら、様々な危険性が潜んでいます。
高いものはなんで高いのか、それはエコノミークラスの椅子かビジネスクラスの椅子かというくらい性能が違うといっていいでしょう。
ちょっと着る程度ならいいかもしれませんが、ダイエットという数ヶ月にも及ぶ、いわゆるプロジェクトのようなものの場合はしっかりとした土台が重要となってきます。
危険性のない加圧シャツ3つの選び方
では、危険性のない、「長時間着続けても安心でダイエット効果の高い」加圧シャツの選び方というのを紹介します。
この3は重要なのでおぼえておいて損はありません。
部分的な圧が少ない
伸縮性や耐久性にすぐれているスパンデックス繊維が多く配合されている、最低でも10%のスパンデックス繊維が含まれている加圧シャツにしましょう。
繊維は柔らかいのにしなやかで、着用してもサラサラ、ツルツルしているので肌にしっかりと馴染んでくれます。
繊維による締め付けというよりも全体的に圧がかかる(水圧のようなもの)感があるので締め付けという不快感はありません。
速乾性、抗菌加工がされている
加圧シャツを着ると自然と基礎代謝がアップします。その結果体から熱を生み出しやすくなるので汗の量が増えます。
そんな時速乾性加工や抗菌加工をされていると長時間着用しても不快感を感じることはなくなります。
周囲に不快な臭いを撒き散らす心配もなくなるでしょう。
首周りのしめつけが少ない
私は首周りの締め付けが強いインナーがとても苦手です。
首周りのキツイインナーを着るだけで血圧が10以上上がっているほど。
長時間圧を感じながら過ごす場合、一番神経や血液が流れる首元はなるべくストレスフリーな環境にすべきでしょう。
まとめ危険性が無くダイエット効果の高いおすすめの加圧シャツは何?
私がおすすめする、命の危険性がなく、長時間着用しても快適、だけどしっかりとダイエット効果がある加圧シャツとして推すのであれば金剛筋シャツになります。

一番着心地が良く、しっかりと圧の効果が実感でき、耐久性にも優れているという3点が優れているからです。
毎日ビジネスクラスの席で移動しているようなものといっていいでしょう。
靴や下着、靴下など毎日身につけるものほど快適ではなくてはいけません。これをおざなりにして加圧シャツを選ぶのは愚の骨頂。
快適な着心地で毎日自然と身につけられれば、自然と消費エネルギーが増え、自然と痩せていく。
これが理想じゃありませんか?快適さこそ最大のダイエット効果なのです。